ロックと悪魔 第二十一回 スレイヤー黒木朋興

スラッシュメタルという新たな領域を開拓したという点においてメタリカの功績は絶大であった。ただ、歌詞やジャケットデザインなどを見る限り、テーマとして悪魔の要素は薄い。対して、サタン趣味を前面に押し出して活動しているのがスレ … Continue reading ロックと悪魔 第二十一回 スレイヤー

ロックと悪魔 第二十回 スラッシュ・メタルの萌芽黒木朋興

アメリカに進出したヘヴィメタルは、まず西海岸に活動拠点を獲得した。イギリスからやってきたオジー・オズボーンの活躍に続いて、モトリー・クルーやラットなどのバンドが登場し、ヘヴィメタルは次第に勢力を拡大していく。やがて彼らに … Continue reading ロックと悪魔 第二十回 スラッシュ・メタルの萌芽

『経済学・哲学草稿』を読む 第2回 『経済学・哲学草稿』とはどのような著作なのか田上孝一

これから『経済学・哲学草稿』の主要内容を具体的に本文を引用しながら解説してゆくことにするが、そもそもこの『経済学・哲学草稿』はどのような著作なのかということから始める必要がある。というのも、『経済学・哲学草稿』はタイトル … Continue reading 『経済学・哲学草稿』を読む 第2回 『経済学・哲学草稿』とはどのような著作なのか

ロックと悪魔 第十九回 Ozzy Osbourne黒木朋興

1970年代初頭、ヘヴィメタルはブラック・サバスの結成と共に産声を上げる。やがて、ジューダス・プリースト、アイアン・メイデンやデフ・レパートなどのバンドが出現し、ブラック・サバスの音楽を継承し活動を展開する。これらのバン … Continue reading ロックと悪魔 第十九回 Ozzy Osbourne

ロックと悪魔 第十八回 Black Sabbath2黒木朋興

前回はヘヴィメタルバンド、ブラック・サバスの「ブラック・サバス」という曲の歌詞を参照した。そこでは目の前に現れたサタンに恐怖する一個人の心象風景が描写されており、そこにプロテスタントの特徴が表れていることを確認した。 今 … Continue reading ロックと悪魔 第十八回 Black Sabbath2

『経済学・哲学草稿』を読む 第1回 なぜ『経済学・哲学草稿』を取上げるのか田上孝一

20回の長きに渡って倫理学入門のコラムを連載したように、20代の頃から既に四半世紀もの間、大学で倫理学を教え続けている。一般向けの倫理学入門書としては丁度10年前の2010年に、日本実業出版社から『本当にわかる倫理学』を … Continue reading 『経済学・哲学草稿』を読む 第1回 なぜ『経済学・哲学草稿』を取上げるのか

ロックと悪魔 第十七回  Black Sabbath1黒木朋興

ロックに悪魔というテーマが深く結びついていることは、今や多くの人々に共有されていると言って良いだろう。例えば、日本のロックミュージシャンを主人公にしたみうらじゅん氏の漫画『アイデン&ティティ』に登場するスピードウェイとい … Continue reading ロックと悪魔 第十七回  Black Sabbath1

物件化としての商品化田上孝一

20回の長きに渡って連載した「楽しく学ぶ倫理学」の後に、数回続けて近年出版した編著を紹介するコラムを書かせていただいた。その間に次の連載の準備を進めるつもりだったが、まだ十分ではないので、今しばらく単発のコラムを書かせて … Continue reading 物件化としての商品化

ロックと悪魔 第十六回 カトリック文学の悪魔3黒木朋興

前回は、テオフィル・ゴーティエの悪魔小説を三つ取り上げた。今回は、やはりゴーティエの『魔眼』(1856)を見てみたい。この作品は、悪魔を現実の存在とも空想の産物とも解釈できるように描くことによって読者の想像力を刺激すると … Continue reading ロックと悪魔 第十六回 カトリック文学の悪魔3

ロックと悪魔 第十五回 カトリック文学の悪魔2黒木朋興

前回は、カトリックであるフランスの文学作品における悪魔表象を見るためにジャック・カゾットの『悪魔の恋』(1772) を見た。今回はテオフィル・ゴーティエ (1811 – 1872)の小説を取り上げる。ゴーティ … Continue reading ロックと悪魔 第十五回 カトリック文学の悪魔2