十分でわかる日本古典文化のキモ 第3回 『古今和歌集』仮名序と『土佐日記』(上)助川幸逸郎

○「日本人の語学下手」は宿命なのか? 「日本人は宿命的に英語が苦手である」――そんな意味の言葉を、私たちは毎日のように耳にします。 曰く、「英語では、動詞の後に目的語が来る。中国語はこの点、英語と同じだが、日本語では動詞 … 続きを読む 十分でわかる日本古典文化のキモ 第3回 『古今和歌集』仮名序と『土佐日記』(上)

ロックと悪魔 第5回 ヨーロッパ中世、物語の中の悪魔黒木朋興

今回は時代を少し下って12世紀以降の中世に物語において描かれる悪魔について見てみたい。この時代の物語は、基本的には昔話の類で作者は不詳であり、編纂者が人々の間で語り継がれている話を書き留めた形で現在に残っていることをまず … 続きを読む ロックと悪魔 第5回 ヨーロッパ中世、物語の中の悪魔

バター抜きは「ドライ」 第6回 落下するクジラと、濁流の向こう岸と葛生賢治

世界があるとき突然、全く別の顔を持つものとして現れる。 そんな経験は、「別の世界が現れる」というより、自分がそれまでと全く違う世界にいることに後から気づく、というのに近い。気づいてみて初めて、ああ自分は少し前からもう別の … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第6回 落下するクジラと、濁流の向こう岸と

楽しく学ぶ倫理学 第5回 神話から哲学へ(西洋古代倫理学小史その一)田上孝一

これまでの連載では、倫理学は行為の選択基準である規範を考察対象とする学問であるとした上で、倫理学と宗教や哲学との関係を説明した。これにより倫理学の中心問題は人間であり、人間による人間のための学問であることが明らかになった … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第5回 神話から哲学へ(西洋古代倫理学小史その一)

バター抜きは「ドライ」 第5回 ピザにまつわるエトセトラ、あるいは矛と盾のラプソディー葛生賢治

ニューヨークで坂本龍一さんと握手したことがある。 「坂本龍一さん」なんて気安く呼ぶと、まるで僕があの世界のサカモトと知り合いのような印象を受けるかもしれないけれど、そんなことは全くなくて。ニューヨークにある日本人組織「ジ … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第5回 ピザにまつわるエトセトラ、あるいは矛と盾のラプソディー

ロックと悪魔 第4回 初期キリスト教とヘレニズム思想黒木朋興

前回述べたように、古代メソポタミア神話やゾロアスター教は「ヨハネの黙示録」に影響を与え、二元論の刻印を聖書に残すことになった。さらに、その後においても二元論は様々な形でキリスト教思想に影響を及ぼし続けることになる。そこに … 続きを読む ロックと悪魔 第4回 初期キリスト教とヘレニズム思想

楽しく学ぶ倫理学 第4回 倫理学と人間の関係田上孝一

「人間の学」としての倫理学 これまで見てきたように、倫理学とは人間がなすべき規範を具体的な事例や局面に即して考察しようとする学問なのだった。この場合、善をなすべき主体は人間であり、そのため倫理学の中心には自ずと人間が位置 … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第4回 倫理学と人間の関係

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―
戦うヒロイン―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』
石井宏明

一、はじめに 日本のアニメや漫画などが中国でもファンを獲得し、多くの中国人に親しまれています。このことは日本語の「オタク・お宅」という言葉も中国語で「御宅族yùzháizúユジャイズ」と言ったり、あるいは性別をつけて「宅 … 続きを読む 娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―
戦うヒロイン―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』

バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く葛生賢治

ボストンという街は、留学するまで僕にはまったく縁もゆかりも無い場所だった。アメリカの大学院に進もうと思い、全米中の大学院からめぼしいところをピックアップして応募し、受かったところがボストンカレッジだけだった。ボストンに行 … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く

ロックと悪魔 第3回 ペルシア、インド、メソポタミア地方の神と悪魔黒木朋興

前回は旧約聖書まで遡って、主にサタンが、どのようにして神に戦いを挑む悪魔、という存在になっていったかについて述べた。今回は、「悪魔」と訳される英語「 devil」、フランス語「diable」あるいは英語「demon」、フ … 続きを読む ロックと悪魔 第3回 ペルシア、インド、メソポタミア地方の神と悪魔