バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く葛生賢治

ボストンという街は、留学するまで僕にはまったく縁もゆかりも無い場所だった。アメリカの大学院に進もうと思い、全米中の大学院からめぼしいところをピックアップして応募し、受かったところがボストンカレッジだけだった。ボストンに行 … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く

ロックと悪魔 第3回 ペルシア、インド、メソポタミア地方の神と悪魔黒木朋興

前回は旧約聖書まで遡って、主にサタンが、どのようにして神に戦いを挑む悪魔、という存在になっていったかについて述べた。今回は、「悪魔」と訳される英語「 devil」、フランス語「diable」あるいは英語「demon」、フ … 続きを読む ロックと悪魔 第3回 ペルシア、インド、メソポタミア地方の神と悪魔

バター抜きは「ドライ」 第3回:オートマチックで玉ねぎでバックドロップで葛生賢治

みなさん「銀河ヒッチハイクガイド」というイギリスの小説をご存知だろうか。著者はダグラス・アダムス。銀河を舞台にしたSFドタバタコメディで、数年前には映画化もされた。 こんなストーリー。 さえないイギリス人青年のアーサー・ … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第3回:オートマチックで玉ねぎでバックドロップで

十分でわかる日本古典文化のキモ 第2回 『方丈記』助川幸逸郎

○生々しい「文治地震」の描写 2011年3月11日、東日本の全域を、猛烈な地震が襲いました。地震は津波を呼び、津波の惨禍は未曾有の原発事故まで誘発し――5年の歳月を閲した今も、私たちはその痛手から立ち直りきっていません。 … 続きを読む 十分でわかる日本古典文化のキモ 第2回 『方丈記』

楽しく学ぶ倫理学 第3回 倫理学と哲学の関係田上孝一

倫理学の中心問題は善であるが、善が客観的な事実なのかそれとも主観的な感覚や取り決めのようなものなのかどうかは、きっぱりと答えが出るような問題ではないことを説明した。この場合、「前提的な立場」というものに、大きく左右される … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第3回 倫理学と哲学の関係

バター抜きは「ドライ」 第2回:世界の核とリミックス・カレー・ワンダーランド葛生賢治

ニューヨークはやはり大都会であってメガロポリスなわけで、いろんな人種、いろんな国籍の人々がごった煮状態で生活したり仕事したりしていた。 僕が通っていた大学院のそばにユニバーシティプレイス(University Place … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第2回:世界の核とリミックス・カレー・ワンダーランド

楽しく学ぶ倫理学 第2回 倫理学と宗教との関係田上孝一

人間は何かにつけていい悪いといった価値判断を行い、自分がよかれと思う選択をする。この選択を確固としたものにする原理の探求が倫理学である。いわば、日々の生活を無原則ではなく、原理原則に基づいたものに変えていこうという試みで … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第2回 倫理学と宗教との関係

ロックと悪魔 第2回 聖書の中の悪魔黒木朋興

旧約聖書の悪魔 サタンについて まず、旧約聖書における悪魔の表記について見てみよう。古い時期においても既に「サタン」=「satan」(ヘブライ語で「שטן」、なおヘブライ語はアラビア語と同じく右から左に読む)の表記が見受 … 続きを読む ロックと悪魔 第2回 聖書の中の悪魔

バター抜きは「ドライ」 第1回:批判と浄化とジョーカーと葛生賢治

成田空港の出口から外へ出ると、全身を包みこむ熱気と湿気。一瞬にして全身から汗が噴き出す。2014年の9月、10数年ぶりに帰ってきた東京で僕を待ち伏せていたのは冗談のような暑さだった。 それからもう1年半ほど、故郷である東 … 続きを読む バター抜きは「ドライ」 第1回:批判と浄化とジョーカーと

ブラックミュージック徒然 第1回 ジャズ中心主義への違和感田上孝一

博士号を取得し、大学で教えたりもしている研究者ではあるが、音楽は専門ではない。哲学を専攻しているとはいえ、美学の研究者というわけでもない。というわけで、音楽について専門的な議論をする資格はないし、意欲もない。 音楽に関し … 続きを読む ブラックミュージック徒然 第1回 ジャズ中心主義への違和感