娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第8回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(七)
石井宏明

前回、安公子の勝ち組ぶりすごいというところを見ました。物語中、大した活躍もしないくせに、安公子のあの勝ち組っぷりは理不尽と言ってもいいと思います。そのとき、安公子と比較するために、『金瓶梅』の西門慶と『紅楼夢』の賈宝玉を … Continue reading 娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第8回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(七)

アゴラまでまだ少し 第10回
二つの顔のミステイク
葛生賢治

世界の崩壊アンダーグラウンド   ある朝、東京の地下鉄に乗っていた。平日ではあったものの、通勤ラッシュのピーク時は超えていたのでそれほど混雑はしていなかったが、それでも車内はそれぞれ乗客の肩が軽く触れる程度に混 … Continue reading アゴラまでまだ少し 第10回
二つの顔のミステイク

ロックと悪魔 第10回 文学作品の中の悪魔1- 17世紀キリスト教叙事詩事情黒木朋興

前回は、トリエント公会議以降、カトリックとプロテスタントにおいて悪魔の扱い方に違いが出たことを解説した。今回は、その違いが文学作品にどのように反映しているかを見てみたい。 キリスト教叙事詩とは J.B.ラッセルも挙げてい … Continue reading ロックと悪魔 第10回 文学作品の中の悪魔1- 17世紀キリスト教叙事詩事情