ファッションから見た映画と社会
連載第8回 ジェイムズ・ボンドはなぜ「男の永遠のあこがれ」なのか? その2
助川幸逸郎

〇最強の「なりきりアイテム」・ボンドスーツ ショーン・コネリーがボンドに扮していたときのガンフォルスターやアタッシュケース。それらのレプリカを、「いい齢をしたおじさん」があらそうように買った話は、前回書きました。 「コネ … 続きを読む ファッションから見た映画と社会
連載第8回 ジェイムズ・ボンドはなぜ「男の永遠のあこがれ」なのか? その2

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第8回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(七)
石井宏明

前回、安公子の勝ち組ぶりすごいというところを見ました。物語中、大した活躍もしないくせに、安公子のあの勝ち組っぷりは理不尽と言ってもいいと思います。そのとき、安公子と比較するために、『金瓶梅』の西門慶と『紅楼夢』の賈宝玉を … 続きを読む 娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第8回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(七)

アゴラまでまだ少し 第10回
二つの顔のミステイク
葛生賢治

世界の崩壊アンダーグラウンド   ある朝、東京の地下鉄に乗っていた。平日ではあったものの、通勤ラッシュのピーク時は超えていたのでそれほど混雑はしていなかったが、それでも車内はそれぞれ乗客の肩が軽く触れる程度に混 … 続きを読む アゴラまでまだ少し 第10回
二つの顔のミステイク

ロックと悪魔 第10回 文学作品の中の悪魔1- 17世紀キリスト教叙事詩事情黒木朋興

前回は、トリエント公会議以降、カトリックとプロテスタントにおいて悪魔の扱い方に違いが出たことを解説した。今回は、その違いが文学作品にどのように反映しているかを見てみたい。 キリスト教叙事詩とは J.B.ラッセルも挙げてい … 続きを読む ロックと悪魔 第10回 文学作品の中の悪魔1- 17世紀キリスト教叙事詩事情

ファッションから見た映画と社会
連載第7回 ジェイムズ・ボンドはなぜ「男の永遠のあこがれ」なのか その1
助川幸逸郎

〇ショーン・コネリーでもダニエル・クレイグでもなく「ジェイムズ・ボンド」 映画の007シリーズが始まってすでに半世紀。「ジェイムズ・ボンド」は、世界中の男性にとって、いまだに「自分のなりたい理想」です。 私の知りあいに、 … 続きを読む ファッションから見た映画と社会
連載第7回 ジェイムズ・ボンドはなぜ「男の永遠のあこがれ」なのか その1

楽しく学ぶ倫理学 第13回 功利主義の可能性と限界田上孝一

これまで8回にわたって西洋古代倫理学の歴史をたどってきた。倫理学の原型を確かめるためであった。そして確かに、古の教えはしっかりと現代の倫理学に継承されている。この成果を踏まえて、これからは現代の倫理学について論じていきた … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第13回 功利主義の可能性と限界

アゴラまでまだ少し 第9回
歪んだ鏡を覗き込むとき
葛生賢治

夜の闇に消えた後ろ姿 10歳の頃だったか、夜遅く、僕は家の2階にあるベランダに出て秋の夜の冷たい空気にあたりながら、前の道を何気なく見下ろしていた。80年代の当時、我が家は東京の下町で小さな割烹料理屋を営んでいて、商店街 … 続きを読む アゴラまでまだ少し 第9回
歪んだ鏡を覗き込むとき

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第7回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(六)
石井宏明

前回、安公子が娶る三人の女性について述べました。今回も引き続き、十三妹と安公子の婚姻までの過程を中心に見ることにします。 3.安老爺の思い もともと、十三妹と安公子を結婚させたら、十三妹のためにやったことが、まるで息子に … 続きを読む 娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第7回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(六)

ロックと悪魔 第9回 宗教戦争以降の悪魔黒木朋興

前回は、宗教戦争においてプロテスタントがローマ法王を悪魔と見なしたことによって教会すらもアンチキリストになり得るという発想が生まれ、その結果、それまでカトリックが徹底して拒絶してきた善悪二元論のキリスト教思想に入り込み、 … 続きを読む ロックと悪魔 第9回 宗教戦争以降の悪魔

楽しく学ぶ倫理学 第12回 禁欲と義務(西洋古代倫理学小史その八)田上孝一

エピクロスは快楽の量と質を測り、結果的にはむしろ苦痛のない状態こそがアタラクシアをもたらすと考えて、肉体的な快楽を積極的に追求するのではなく、精神的な快楽を重視した。その意味で、エピクロスの方法論は、後世のベンタムを全く … 続きを読む 楽しく学ぶ倫理学 第12回 禁欲と義務(西洋古代倫理学小史その八)