外国語学習にとって異文化理解とは何か? 釣りとかフランス語とか音楽とか黒木朋興

はじめに  ロックと悪魔の連載を一時中断してフランスと日本の文化の違いについて考えてみたい。  フランス政府公式の学位にFLE(外国語としてのフランス語教授法)がある。フランス語が母語ではない人間にフランス語を教えるメソ … Continue reading 外国語学習にとって異文化理解とは何か? 釣りとかフランス語とか音楽とか

ロックと悪魔 第二十五回 メタル狩りとの闘争4黒木朋興

性のタブー アルコールへの白眼視に加えて、性に関するタブーも、福音派の人々の間で特に強いということを指摘しておきたい。 旧約世聖書の「創世記」によると、神は土で人の形を作り鼻から息を吹き込んで生命を与え最初の人類アダムを … Continue reading ロックと悪魔 第二十五回 メタル狩りとの闘争4

ロックと悪魔 第二十四回 メタル狩りとの闘争3黒木朋興

法闘争へ ヘヴィメタルに対する抑圧は法廷に持ち込まれることになる。 1988年、カルフォルニア州のロサンゼルスでケネス・マケンナという検察官がオジー・オズボーンを訴える。ある少年の自殺の原因がオジー・オズボーンの「自殺志 … Continue reading ロックと悪魔 第二十四回 メタル狩りとの闘争3

ロックと悪魔 第二十三回 メタル狩りとの闘争2黒木朋興

ヘヴィメタルのミュージシャンたちは悪魔を信奉しているわけではないし、それどころか経験な信徒すら存在する。にもかかわらず、彼らは原理主義的な立場を取る福音派のキリスト教徒たちの格好の攻撃の的となってしまった。例えば、日本で … Continue reading ロックと悪魔 第二十三回 メタル狩りとの闘争2

ロックと悪魔 第二十六回 地域文化との融合 北欧の場合黒木朋興

来たる2021年3月26日(金)、ブラック・メタルの中核的存在であるノルウェーのバンド、メイヘム(Meyhem)を描いた映画『ロード・オブ・カオス』が日本でも封切られる。この公開を記念して、今回は予定を前倒し、第二十六回 … Continue reading ロックと悪魔 第二十六回 地域文化との融合 北欧の場合

ロックと悪魔 第二十二回 メタル狩りとの闘争1黒木朋興

アメリカの地で勢力を拡大させたヘヴィメタルは、やがて社会から悪魔崇拝文化の担い手として激しい攻撃を受けるようになる。ここで、アメリカがイギリスからの移民を中心に建国されたプロテスタントが多数派を占める国であることを思い出 … Continue reading ロックと悪魔 第二十二回 メタル狩りとの闘争1

ロックと悪魔 第二十一回 スレイヤー黒木朋興

スラッシュメタルという新たな領域を開拓したという点においてメタリカの功績は絶大であった。ただ、歌詞やジャケットデザインなどを見る限り、テーマとして悪魔の要素は薄い。対して、サタン趣味を前面に押し出して活動しているのがスレ … Continue reading ロックと悪魔 第二十一回 スレイヤー

ロックと悪魔 第二十回 スラッシュ・メタルの萌芽黒木朋興

アメリカに進出したヘヴィメタルは、まず西海岸に活動拠点を獲得した。イギリスからやってきたオジー・オズボーンの活躍に続いて、モトリー・クルーやラットなどのバンドが登場し、ヘヴィメタルは次第に勢力を拡大していく。やがて彼らに … Continue reading ロックと悪魔 第二十回 スラッシュ・メタルの萌芽

ロックと悪魔 第十九回 Ozzy Osbourne黒木朋興

1970年代初頭、ヘヴィメタルはブラック・サバスの結成と共に産声を上げる。やがて、ジューダス・プリースト、アイアン・メイデンやデフ・レパートなどのバンドが出現し、ブラック・サバスの音楽を継承し活動を展開する。これらのバン … Continue reading ロックと悪魔 第十九回 Ozzy Osbourne

ロックと悪魔 第十八回 Black Sabbath2黒木朋興

前回はヘヴィメタルバンド、ブラック・サバスの「ブラック・サバス」という曲の歌詞を参照した。そこでは目の前に現れたサタンに恐怖する一個人の心象風景が描写されており、そこにプロテスタントの特徴が表れていることを確認した。 今 … Continue reading ロックと悪魔 第十八回 Black Sabbath2