バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く葛生賢治

ボストンという街は、留学するまで僕にはまったく縁もゆかりも無い場所だった。アメリカの大学院に進もうと思い、全米中の大学院からめぼしいところをピックアップして応募し、受かったところがボストンカレッジだけだった。ボストンに行 … Continue reading バター抜きは「ドライ」 第4回 カムチャッカより近く、ボストンより遠く

バター抜きは「ドライ」 第3回:オートマチックで玉ねぎでバックドロップで葛生賢治

みなさん「銀河ヒッチハイクガイド」というイギリスの小説をご存知だろうか。著者はダグラス・アダムス。銀河を舞台にしたSFドタバタコメディで、数年前には映画化もされた。 こんなストーリー。 さえないイギリス人青年のアーサー・ … Continue reading バター抜きは「ドライ」 第3回:オートマチックで玉ねぎでバックドロップで

バター抜きは「ドライ」 第2回:世界の核とリミックス・カレー・ワンダーランド葛生賢治

ニューヨークはやはり大都会であってメガロポリスなわけで、いろんな人種、いろんな国籍の人々がごった煮状態で生活したり仕事したりしていた。 僕が通っていた大学院のそばにユニバーシティプレイス(University Place … Continue reading バター抜きは「ドライ」 第2回:世界の核とリミックス・カレー・ワンダーランド

バター抜きは「ドライ」 第1回:批判と浄化とジョーカーと葛生賢治

成田空港の出口から外へ出ると、全身を包みこむ熱気と湿気。一瞬にして全身から汗が噴き出す。2014年の9月、10数年ぶりに帰ってきた東京で僕を待ち伏せていたのは冗談のような暑さだった。 それからもう1年半ほど、故郷である東 … Continue reading バター抜きは「ドライ」 第1回:批判と浄化とジョーカーと